体の悩み
二の腕のぶつぶつ
二の腕の皮膚表面に小さなぶつぶつがたくさんできる病変で毛孔性苔癬と呼ばれます。思春期の頃には頻繁に発生することも多く、放置していても健康上の問題は生じません。そのため、特に気にされない方も多いのですが、このぶつぶつは毛根を包んでいる組織が固くなることによって起こる病気です。ケミカルピーリングなどをおこなって行きます。但し、一般の方には単なるぶつぶつのように見えたとしても、実際には他の疾患であるケースもありますので、まずは医療機関で確認しておくと良いでしょう。
乳頭、乳輪
乳頭縮小
乳頭のサイズは個人差がありますが、生まれつき大きな方もいれば、授乳や衣服にこすれて大きくなってしまっている方もいます。
単に乳頭が長いだけでは日常生活は問題ありませんが、スポーツをする際や動く際に衣服や下着にこすれて刺激になったり、血が滲んでしまうなどのお悩みができることがあります。
また、温泉やプールに入る際に乳頭の形状がコンプレックスになってしまっているかたもいます。
そのようなかたに乳頭縮小術を行っております。
手術方法
局所麻酔下に肥大してしまっている乳頭部分を切除します。抜糸は1週間~10日後です。
傷跡が白く目立つ可能性があります。
高さだけを縮小したい場合、直径だけを縮小したい場合、高さと直径を縮小したい場合、といったように希望のサイズにあわせて術式を変えています。
乳管を温存する手法と乳管は温存しない手法とあります。どちらが適しているかは希望の仕上がりサイズなどに応じて選択できます。
①高さを縮小する場合、または直径を縮小する場合の術式

②直径と高さを縮小する場合の術式
(乳管を温存するか否かで最適な術式を選択しています)



モンゴメリー腺
モントゴメリー腺とは乳輪や乳頭基部にぶつぶつもりあがってみえる皮脂腺です。
妊娠やホルモンバランスで数が増えたり、大きくなったりします。
手術方法
局所麻酔下にモントゴメリー腺を紡錘状に切除し縫合します。
複数個連なっている場合、まとめて切除します。抜糸は1週間から10日後です。


ニキビ・ニキビ痕
ニキビ・ニキビ痕ほくろ
ほくろ多汗症

多汗症は、手足やわきの汗が通常の人よりずっと多く、日常生活に支障をきたしている状態です。「紙に文字を書いていると、紙が湿ってよれよれになってしまう」、「足から汗が多く出て、いやなにおいがする」、「わきの汗がたくさん出て、冬でも衣服がぬれてしまう」といったトラブルが起こったりします。ボトックス注射によって治療します。
ボトックス注射は、皮下にボツリヌス毒素を注射する方法であり、交感神経から汗腺への刺激の伝達をブロックすることによって発汗が抑えられます。手足やわきの下の治療に効果的です。但し、効果の持続期間は数カ月程度なので、継続的に治療をする必要があります。
いぼ
いぼケロイド
ケロイド赤あざ
赤あざ黒ずみ

黒ずみ(色素沈着)とは、刺激を受けた際に肌を守るために生成されるメラニン色素が肌に沈着することです。下着などの衣服の擦れやマッサージなどの目的で強く擦ることによる肌への摩擦や、日焼け・剃刀での間違ったお手入れによる肌へのダメージによって肌が炎症を起こすことで、メラニン色素が大量に生成されてしまいます。また、ストレスや不摂生などが原因でホルモンバランスが変化することによって、メラニン色素の代謝サイクルが崩れてしまいます。正常な肌なら間に合うはずの代謝が間に合わず、排出し切れなかったメラニン色素が皮膚に沈着してしまうことで、黒ずみとなります。
原因を調べ、色素沈着をきたさない生活や癖の改善を相談していったり、ビタミンC・トラネキサム酸内服、ハイドロキノン外用をおこなっていきます。